面接対策シリーズ① - 最初のやり取りでするべき6つの質問

Close Up Of Young Modern Man Using Smart Phone While Working In The Board Room

就職や転職活動における面接で「何か質問はありませんか?」と聞かれて答えに詰まってしまったことや、面接が終わった後に質問をしておけばよかったと後悔した経験がある人は決して少なくないはずです。面接対策のガイドの多くは「質問にどのように答えるべきか」が主な焦点かと思いますが、実は皆様から「どのような質問をすべきか」は質問への回答と同じくらい大切です。

このブログシリーズでは、「面接でしておくべき質問」に的を絞って転職活動の各段階におけるアドバイスをご紹介します。面接で皆様から面接官や採用担当者に投げかける質問の内容次第では、皆様が面接先の会社に強い興味を持っていることだけでなく、ご自身のキャリアについて積極的に、そして真剣に考えていることを相手に伝えることができます。

加えて、皆様の質問に対する回答によって、面接先の会社について深く知ることができるだけでなく、その会社で働くことになった場合の具体的なイメージを掴むこともできます。今すぐに就職、もしくは転職の必要がある場合でも、皆様の雇用先について事前にきちんと、そして正しく知っておいて決して損はないはずです。

 

最初のステップでしておくべき質問

まず初めに、採用ステップの早い段階、つまり電話でのスクリーニングやカジュアルな面談においてしておくべき質問を見ていきましょう。

これらの最初の面接の主な目的は実は極めてシンプルであり、皆様が直接もしくはエージェント経由で応募した場合は面接段階に進めるための判断基準となった履歴書やCVに記載されている情報に間違いがないか、また皆様が該当の職種に応募したいと思っている事実に相違がないかを確認するためです。または、採用担当者が皆様のLinkedIn プロフィールを見て興味を持ち、電話をかけてくる場合も考えられます。

ここで皆様が目指すべきことは主に2つあり、礼儀正しく会話をしていて気持ちの良い人物だという印象を残すこと、そして今後の選考過程において役立つであろう情報を集めることです。手元にメモとペンを置いておき、相手の言ったことやご自身の考えをメモしておくのも良い考えです。

この段階でしておくべき質問は、以下の通りです。

1. 会社全体、そして応募先のオフィスで社員は何人か?収益モデルはどのようなものか? また、勤務地はどこか?

もし皆様がご自身で直接企業に応募した場合、すでに質問の回答をご存知かもしれませんが、転職エージェントに紹介された場合やLinkedIn上で連絡を受けた場合、会社についてあまりよく知らない場合もあるかと思います。エージェントは採用企業の名前を開示することが許されていない場合もありますが、会社の規模と収益モデルに関する情報を入手することで採用企業について大まかなイメージを掴むことができ、皆様の希望に照らし合わせるためのひとつの大きな基準となるはずです。

 

2. なぜこのポジションを募集しているのか?前任者が退任した理由は?

応募先のポジションが社内に新たに設けられたものなのかどうかを知っておくのは非常に重要です。もし新たなポジションであれば、職務内容に曖昧なところがある場合や、ポジション名から想像する職務と多少食い違いが起きる場合も想定する必要があります。以前からあるポジションの場合は、前任者の仕事ぶりについてそれとなく尋ねてみると良いでしょう。前任者が仕事をうまく進めていた場合、昇進によってポジションが空いた場合や、何らかのフラストレーションを感じて他社や他部署に移った場合が考えられます。前任者の名前を知ることができれば、その人物がまだ会社に在籍しているか、採用プロセスに関わっているかどうかを調べてみましょう。

 

3. 直属の上司(レポートライン)は誰か?社内のどの部署や部門に属するポジションか?

入社した際に直属の上司が誰になるのかは事前に必ず確認しておきたい事項です。名前を聞き出し、LinkedInでその人の経歴を簡単に調べておくことで、今後の面接ステップでも役立つ情報となります。また、組織の中でどのような位置づけとなるポジションなのかを聞いておくことで、求められる職務や責任についてもより相対的に把握することができるはずです。ただし、リクルーターはそれらの情報を開示することができない場合もあることを念頭に置いておいてください。この段階で得られることのできなかった情報についてはメモを残しておき、今後のプロセスで再度聞いてみるのが良いでしょう。

 

4. 急募の求人なのか、採用までに比較的余裕があるのか?

「なるべく早く」という答えが返ってくることも多いかと思いますが、慌てることはありません。むしろ、急募のポジションの場合は採用が確定しているので良いニュースともなり得ます。予算次第や採用するかどうかを検討中のポジションである場合は、そのことを事前に知っておいて損はないはずです。

いつから入社できるかを聞かれてプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、その質問は相手の企業が皆様を気に入っている証拠です。採用プロセスを急いでいる場合でも、先方が皆様を最適な候補者だと認識すれば、今後の相談や交渉を通して双方にとって良い結論に至ることができるはずです。

 

5. 採用において最も優先する事項は?

この質問は、採用プロセスのすべての段階で聞いておきたい質問です。そして、話す相手によって答えが大きく異なり驚かされることとなるはずです。この情報は通常求人やジョブディスクリプションには書かれていませんが、リクルーターであれば採用担当者が重要だと考える事項を把握しているはずです。

 

6. 自分のスキルや経歴において一番目を引いたポイントは何か?

これもまた、各段階で尋ねておくべき質問です。また、各担当者の回答の違いに注意してメモを取っておきましょう。面接官から少なくとも3つの具体的な点を聞き出すことができれば、今後のプロセスにおいても非常に役立つはずです。皆様の経歴において、これまで自分では気づくことのなかった価値に気づけるかもしれません。

電話、もしくは面談の最後に、多くの場合は皆様の方から聞かずとも次のステップに関する情報が得られるはずです。しかし、もし相手から次のステップについて言及がない場合、「次のステップは何か?」についてか聞いてみると良いでしょう。どの程度の時間を確保しておくべきなのかを事前に把握し、ご自身のスケジュールを確認しておくために役立ちます。また、そのプロセスで出張や長距離の移動が必要となる場合は、その時点で旅費や宿泊費を負担してくれるかどうかを聞いても問題ありません。この質問によって相手に悪い印象を与えることはありません。

 

この段階ですべきではない質問

ポジションの予算や給料、福利厚生、年次休暇に関する質問はこの段階では避けるべきです。誰もが知りたい情報ではありますが、この段階で皆様が話している相手はこれらの決定にほとんど影響力を持っていない可能性が高いです。そのため、実際に会社や仕事に興味を持ち始めるまでは、柔軟性や勤務開始日、福利厚生や会社の方針などに関する質問にはあまり突っ込みすぎない方が賢明です。もしその会社が素晴らしい特典や制度を持っているのであればあちらから伝えてくるはずですので、心配する必要はありません。この段階では、実際の職務を正しく把握するのに最適な段階であることを頭に置き、また実際のレポートラインから少し離れている人々と話すことのできる機会でもあります。直属の上司となりうる人には聞きづらい質問ができる機会でもあることを忘れず、可能な限り多くの情報を得られるようにしましょう。

この記事が皆様のお役に立つものであることを願っています。もし皆様がキャリアにおける次のチャンスをお探しの場合、こちらから現在募集中の求人をご覧いただくか、こちらのページから皆様のCVをご登録ください。皆様に最適なポジションが見つかり次第ご連絡差し上げます。お問い合わせは以下のフォームからお願いいたします。

次回の記事では、実際の面接とオファーの段階でしておくべき質問についてご紹介します。

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